11月30日付
高年齢者雇用10円引上げ等
非常勤職員の処遇一部改善
秋季年末交渉の回答のうち、非常勤職員の処遇について概要をお知らせします。
本日の拡大中央委員会への出席をお願いします。
○高年齢者雇用報酬
非常勤高年齢者雇用の報酬について、左記のとおり回答されました。高年齢者雇用の報酬改定の回答は2年ぶりです。
11月11日の第2回交渉では、「(高年齢者雇用の制度設計当時)再任用職員と同じ引下げ率を適用したため、経験加算が最大15%となる現行制度では、賃金が新規採用者を下回っている」として是正を強く要求。当局は「制度設計上、高年齢者雇用の報酬が新たに雇用される一般非常勤職員の単価を下回るのは事実」と認めていました。
全職種を10円引き上げる今回の回答(下表参照:上段 一般非常勤、下段 高年齢者雇用)については、これまで交渉で、ねばり強く改善を求め続けた結果示されたものです。
しかし、高年齢者雇用で働く非常勤職員のモチベーションの確保に向けて、引き続き改善が必要です。
○病気休暇取得による経験加算の延長
経験加算における病気休暇の取扱いについて当局は、夏季交渉で、「研究したい」と回答していました。
第2回交渉で研究状況を確認したところ、当局は「経験加算の扱いを、休暇制度の変更にあわせてどう行なっていくのか、どういう形がいいかの検討を行っている」と言明。交渉団は、現に直面している実態を踏まえ、判断を急ぐよう求めました。
執行部は、交渉経過を踏まえ、時機を逸することなく具体案を提示するよう求めています。