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係長級昇任試験「3回ルール見直し」など改善

春闘交渉で回答(4月6日付)

3月30日の春闘交渉で、「3回ルール」の見直しなど、「係長級昇任試験の見直し」が回答されましたが、その内容について、あらためてお知らせします。

労使協議で改善

 係長級昇任試験制度については、制度導入以降、ことあるごとに労使協議を行い、改善を図ってきました。とりわけ1次試験を再受験しなければならなくなる「3回ルール」については、職員・組合員からの切実な声をもとに組合として当初から「廃止」を要求してきたものです。

 今回も春闘交渉に先立ち、組合から当局に提出していた春闘要求書では、

「係長級昇任試験について、子育て中の職員も躊躇せず受験できるように必要なポストを確保し、部局や年齢によって不均衡が生じない制度になるように改めること。あわせて、次のとおり措置を講じること。

①新たな主査選考制度導入時に引き上げた受験年齢の上限(44歳)を38歳に引き下げること。

②1次試験合格後、2次試験を3回以内に合格しなければ、1次試験から再受験することとなる「3回ルール」は廃止し2次試験から受験できるようにすること。」として、交渉・協議に臨んできました。

今回の見直しは、この要求に一定応えたものと言えます。

【回答の詳細】

1 見直し内容

○昇任試験の対象年齢の引き下げ(30歳~44歳↓27歳~39歳)

※40歳からは昇任選考

○事務職と技術職・専門職の試験区分の分類及び試験内容の変更(左表のとおり)

○技術職・専門職については、筆記試験の範囲を狭めるとともに、2次試験での選考を重視

○1次試験の免除期間の延長(3年間↓5年間)

○2次試験の際の昇任評価書に、業務上必要な有資格情報を踏まえて評価を実施できるよう資格情報の記載欄を新設

2 施行

 令和2年度昇任試験から施行

3 経過措置

 令和元年度実施試験までに1次試験を合格し、3年間の1次試験の免除期間内である職員については、経過措置として、免除期間を各職員の残期間に2年間延長して取り扱うものとする。