堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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新規採用者を職場から組合に迎えよう(3月27日付)

春です。人事異動や新規採用者の配置など、職場の顔ぶれが変わります。労働組合の大切さを職場で語って、新しい仲間を組合に迎えましょう。

4月1日付けで、期待と不安を胸に、常勤・非常勤の新しい仲間が職場に配属されます。

 要員管理計画によって、職場の体制が年々厳しくなるなか、長時間労働、時間外労働がどこの職場でも広がっています。平成29年度実績、30年度でも、カローシラインと呼ばれる月80時間を超える時間外労働を強いられている職員が少なからずおり、深刻な状況です。

 職員支部では、職場からの訴えを受けて、長時間労働の解決のための体制確保と母性保護の権利をきちんと行使できる職場環境を求めて要求書を作成。交渉のなかで、当局は、人員要求を行っていくことを約束しました。

 非常勤職員、短期臨時職員をめぐっては、平成32年4月から導入される「会計年度任用職員制度」で勤務労働条件が大きく変わろうとしています。

 非常勤では、これまでの労使関係の到達点を後退させない、短期臨時職員では、新しく創設される諸権利を充実させていくための交渉を行っています。具体的には、非常勤については大綱合意を踏まえた任用方法、専門性を踏まえた賃金水準、在職職員についての現給保障を強く求めています。短期臨時職員については職場の実態を踏まえた勤務時間数、勤務実態に見合った賃金水準を求めています。

 会計年度任用職員制度は、当事者の勤務労働条件の問題であると同時に、これまでほぼフルタイム(週37・5時間)で配置されていた短期臨時職員が、当局提案では週4日31時間になる可能性があり、職場体制と密接に関係する問題です。

 この間取り組んでいる職場連名要請書では、「アルバイトだけで運営するような職場になっており、とても変則勤務の職はもたない」と厳しい職場からの指摘とともに、多くの署名が寄せられています。

 いま、労働組合の必要性、重要性がわかりやすい状況になっています。

 「労働組合があるからこそ話し合いができる。要求を形にすることができる。現状を変えていくことができる」。このことを、配置される新しい仲間に語り、一日も早く組合に入ってもらうように、職場からの歓迎運動となるよう、先輩組合員のみなさんに呼びかけます。