口頭弁論で原告団長が熱い思い語る(12月12日付)
11月29日、りんくう総合医療センター労組が、りんくう総合医療センター当局を相手取り、未払い賃金の支払いを求める訴訟の第1回口頭弁論が、大阪地裁堺支部にて行われました。
りんくう労組では、当局の不誠実な対応に数次の団体交渉、労働局・労基署への要請、職場集会、500名を超える職員から委任状をとり民主的な労働者代表を選出するなど、職場環境の改善や一方的な給与カットの撤回等、粘り強く進めました。
その結果、今年4月に給与カットを復元、36協定の締結にあたっても特別条項を許さず、月45時間、年360時間とするなど、大きな成果をあげています。闘いの中で、組合員は一昨年から倍増し、訴訟後も20名の新たな組合員が増えるなど、りんくう労組の取り組みが職員に支持されています。
しかし、当局は違法な行為を改めず、組合委員長の労働者代表が1年を過ぎたとして、新たな労働者代表選出のための選挙を病院長名で一方的に公示しています。
9月19日に提訴し、裁判期日は双方で調整したにもかかわらず、口頭弁論当日は、被告の当局からは誰も出席しないという状況のもと、原告団を代表して佐々木馨子団長から、是正勧告に従わない違法な病院当局のもとでは、責任を持った看護は出来ない、立派な医療をしていても違反をしている病院に将来はない、働き甲斐とプライドを持って仕事ができる職場にするために、訴訟に至った熱い思いが凛として法廷で述べられました。
りんくう労組は、職場の民主化、働きがいのある職場を取り戻すために継続して奮闘しています。みなさんのご支援をお願いします。