堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

堺市職労(堺市職員労働組合)ブログです。

泉佐野市労連りんくう総合医療センター労働組合裁判闘争を支援する支援共闘会議を結成

10月19日付

10月15日、泉佐野市労連りんくう総合医療センター労働組合支援共闘会議結成総会が100名を超える参加で開催されました。

りんくう病院当局の

労基法無視を許すな!

 泉佐野市職労は、千代松・泉佐野市長が不当労働行為を繰り返したことに対し、大阪府労働委員会・裁判闘争を7年間にわたってたたかい、2017年6月23日に大阪地方裁判所で「今後不当労働行為を行わないこと」を盛り込んだ勝利和解を勝ち取りました。

 ところが、今度は、りんくう労組と病院当局の合意に介入しています。2017年4月20日に、泉佐野市でも賃金カットをしているとして、一方的な賃金カットを強行しました。 不当な賃金カットを許さない運動を展開し、組合員を増やす中で、二年間としていた賃金カットを一年間で終了させることになりました。

違法な就業実態に

労基署が是正勧告

 一方的な賃金カット撤回を求める交渉等を通じて、病院に違法な就業実態があることが判明し、労働基準監督署が是正勧告を発することになりました。病院当局は、2017年10月20日に、割増賃金を支払う旨を承認しました。しかし、千代松市長が介入し、一転態度を変え、本年5月20日に「125分の25」のみを支払いました。労働基準監督署は、5月31日、あらためて病院に125%以上の率で支払うこと、6月29日までに是正するよう勧告しました。

 しかし、病院当局は、権限のない千代松市長の示唆に従い、支払いを拒否しました。そのため、未払い分の割増賃金及び付加金の支払を求めて83名が提訴しました。

労働者の権利を守り

働くルールの確立へ

 「支援共闘会議」は、この裁判闘争を支援し、勝利をめざすことを目的に結成され、議長に川辺和宏・大阪労連顧問、副議長に荒田功・大阪自治労連執行委員長と春﨑孝雄・大阪自治労連堺阪南地協議長、事務局長に小山光治・大阪自治労連副委員長、事務局次長に家串省三郎・大阪労連阪南地区協事務局長、藤原邦昭・大阪労連幹事、常玄大輔・りんくう労組委員長と14名の幹事を選出しました。

 このたたかいは、他の病院のみならず、すべての労働者に影響を及ぼします。11月29日には、堺地裁で第1回口頭弁論が行われます。公務・民間を問わず多くの仲間の支援で必ず勝利するために、堺市職労も積極的に支援を行っていきます。

 また、「支援共闘会議」では、会の趣旨に賛同いただける個人会員を募集しています。会費は年間1口1,000円です。加入いただける方は、堺市職労・組合事務所までご連絡ください。