堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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西日本豪雨・災害復興ボランティアに参加して

9月4日付 Oさん

 私は、今回のボランティアの前にも8月7日と10日の両日、大阪府大阪市堺市社会福祉協議会が合同で運行したボランティアバスにも参加しました。その際、家財の運び出しや泥だしはおおむね収束してきたと聞いていましたが、今回、倉敷市真備町下有井地区のボランティア活動に参加して、家財の片付けや泥だしがまだまだ終わっていない家庭が多いことに驚きました。

 ボランティア1日目は、2階から家財の運び出しやゴミの片付けを行い、2日目は片付けが終わりリフォームしている家屋の天井や柱の拭き掃除を行いました。

 今回のボランティア活動をする中で、被災者の方に色々なお話を伺うことができました。小田川やその支流の堤防が決壊したことにより、床上どころか2階まで浸水するという想定外の事態を受け、屋根裏に避難し、屋根の上から命からがらボートで避難したという話など、いかに恐ろしい状況の中で避難したのかということがよくわかりました。また、被災された方の住宅はほとんどが2階まで浸水し、建物もほぼ壊滅的な状況です。ご近所の方も家の修復を諦め、別の場所に引っ越しをしている中で、復興に向けリフォームを始めていることが感動的ですらありました。本当に強い人だなと心から感心しました。もし、自分がその立場ならどうするだろうと真剣に考えさせられました。

 ボランティアというのは、家の片付け等の作業だけでなく、被災された方の話を聞き心に寄り添ってあげることも大切なボランティアなのだと学びました。

 今回のボランティアで本当に貴重な経験をさせて頂き、堺市職員労働組合はじめ大阪自治労連の関係者の皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。