堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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大阪自治労連支援ボランティアツアー

8月24日付 一日も早い復興を

 大阪自治労連は、8月18日(土)~19日(日)に、7月の西日本豪雨で甚大な被害にあった岡山県倉敷市真備町にボランティアとして支援に入りました。

堺から5名が参加

 大阪の各地から9単組27人、本部3人の計31名が参加し、緑風観光労組の組合員が大型バスを運行しました。堺市職労は、職員支部、市民支部、水道労組から計5名が参加しました。

 朝7時に大阪市内を出発。約3時間で岡山に到着しました。

 岡山県倉敷市真備町では、全域の3割が浸水し、51人が亡くなりました。全域約9000世帯に発令していた避難指示が解除されたのは8月7日でした。倉敷市真備支所も1階の天井部分まで水に漬かり、業務を全面的に再開したのは8月16日です。

1階の天井、2階まで浸水した家で床下の泥だし

 ボランティアに入ったのは、河川の堤防が決壊して被害を受け、ほとんどの家屋が1階天井まで、あるいは2階まで浸水した下有井地区です。

 30人を6班に編成し、それぞれの家庭に支援に出かけました。支援内容は、被災家族から聞き取った要望に応えることですが、床下の泥出しや庭の砂利取り、水を吸って重くなった布団や家具を二階から降ろす作業など、力のいる作業がほとんどです。

息をのむ被害の実態

「役に立ちたい」と思わずにはいられない

 支援活動に入った家の人から、隣の寝たきり老人を救出した話を聞くことができました。「夜半の浸水の知らせに、このままでは水に浸かってしまうと家を飛び出した。家と家の間にある生け垣をとっさに剪定し、ブロック塀の上をつたって隣の家窓から侵入。水に浸かって顔だけ出ている状態に。さらに60キロある人をどう運び出すか考え、発砲スチロールなどを活用して、自分の家に運び込んで命を救った」。

 その人の話では、40年以上前にも同じような被害を受けていたのに生かされなかったといい、行政の責任についても指摘されていました。

 参加者全員が「よい体験をした」と感想を述べています。