7月18日付
核兵器のない平和で公正な世界のために
今年の原水爆禁止世界大会は、8月4~6日の日程で、広島市内で開催されます。今大会は、核兵器禁止・廃絶をめぐって国内外ともに激動の情勢のなかで開かれます。
今回の世界大会には、内外から大きな期待が寄せられています。それは、昨年の核兵器禁止条約、今年の米朝首脳会談と、非核と平和の激動的な動きをどう前進させるのか、その展望を示す大会となるからです。
核兵器禁止条約の批准・発効にむけたうごきとともに、「核兵器のない世界」の実現へ、禁止条約を生み出した被爆者をはじめとする草の根の市民社会と、国連や政府との共同がいっそう強くもとめられています。朝鮮半島やイランにおける核問題をめぐって、非核平和を求める声が世界にひろがっています。その共同の力と、核兵器禁止・廃絶の展望を示す大会として成功させることが求められています。
国内をはじめ世界各国から多彩な参加者
大会には、核兵器禁止条約をリードしたアイルランド、オーストリア、メキシコ、キューバ、ベネズエラの政府代表とともに、アメリカやフランスなど核保有国からも反核平和組織の代表が多数参加します。朝鮮半島の非核化と北東アジアの平和体制の構築を実現する市民社会の連帯をつくるために、韓国をはじめ多くのアジアの代表も参加します。
また、「核の傘」から離脱し、核兵器禁止条約に参加する政府の実現をめざして、核兵器禁止条約を支持する共闘野党の代表とともに、「戦争させない・9条壊すな!総がかり実行委員会」の共同代表が初めて大会に参加します。オール沖縄会議の代表も初めて大会に参加します。これまでにない多くの参加者で、大会を大きく成功させましょう。
※参加を希望する組合員は、大至急組合事務所までご連絡を。
【7月12日、原水爆禁止世界大会実行委員会・運営委員会から、アピールが発表されています。】
原水爆禁止世界大会を前にして、西日本を数十年に一度という集中豪雨が襲いました。被害を受けた方がたに心からお見舞いを申し上げます。
今回の豪雨災害により、14府県で約200人が犠牲(7月12日現在)になるなど、中四国を中心に広範囲にわたって被害が出ています。いまも捜索、救援、復旧の努力が続いています。とりわけ、原水爆禁止世界大会の開催地である広島の被害は深刻です。全国的な緊急の支援を心からよびかけます。
現地では、「被爆地の運動としての責務をはたそう」と、被災地救援に全力を尽くすとともに、60周年を迎える国民平和大行進と原水爆禁止世界大会を成功させるために決意を新たにして奮闘しています。