堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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元維新の会・堺市議 小林よしか氏議員辞職

「不正支出許さない」市民世論を受け(4月3日付)

政務活動費をめぐる問題で市議会から辞職勧告決議を受けていた、元大阪維新の会所属の小林よしか堺市議会議員(北区選出)が、3月30日、議長に辞職願を提出し、受理されました。

 未配布のビラの印刷代など約1300万円を、政務活動費から不正に支出したとされるこの問題をめぐっては、市議会百条委員会が、度重なる証言拒否に加えて偽証の疑いもあるとして、小林氏と、同じく元維新の会議員の黒瀬大氏(西区選出)を「議員辞職相当」と報告しました。また、市議会は昨年5月、両氏に対し、辞職勧告決議を、維新の会を除く全ての会派の賛成で可決していました。

 しかし決議には法的拘束力がなく、議員活動を続ける意向を示した両議員に対して「市民の手で不正議員を辞めさせよう」と市民が解職請求(リコール)運動を開始しました。

 6月17日から開始されたリコール署名運動は、市長の任期満了と国会解散によって中断・再開を繰り返しましたが、10月28日に終了。残念ながら有権者の3分の1という法定数に達することはできませんでしたが、その最中の昨年8月9日、黒瀬氏は議員を辞職しました。しかし小林氏は、自身の元秘書であった黒瀬氏の辞職について「本人が決めたこと」とし、自らは「信頼回復にあたっていきたい」として、市議会に居座り続けていました。

 今回の小林氏の辞職は、北区で14122筆にのぼったリコール署名や、北区住民でつくる「政務活動費不正議員を許さない市民の会」が、大阪府警本部長あて要請はがき付チラシを配布・宣伝を継続するなど、市民世論と運動の到達です。