堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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さかい未来づくりサロンvol.13を開催

「面白いこと、やらかそう」SPinniNG MiLL 小野晃蔵さん

(2月26日付)

13回目となる「さかい未来づくりサロン」が2月9日(金)に行われ、「スピニングミル」の小野晃蔵さんをゲストスピーカーにお迎えし、民間事業者、伝統産業関係、老舗飲食店関係、他市役所職員、大学生、堺市職員など多くの業種の方々55名の参加で盛り上がりました。

「空間があればつながる」

 紀州街道沿いにある不思議な雰囲気のレトロな建物、「SPinniNG MiLL」。

 明治時代の紡績工場の建屋をフォトグラファーの小野さんがスタジオ兼イベントスペースとして生まれ変わらせました。

「建物を手に入れたが自分だけのものにしてはいけないと思った」という小野さん。撮影のない時に、紙芝居、音楽イベント、結婚式などで利用する人が増えています。また、「スピニングマーケット」は出店申し込みが半日で定員いっぱいとなる盛況ぶりです。

「空間があれば人とつながれるし、何か面白いことをやらかしたら人も寄ってきてくれる」という小野さんが最近「やらかした」のが、「71labo」(ナナイチラボ)。ちん電(阪堺線)の踏切を渡ったところにある元タクシー会社の営業所をメンバー8人で借り、「とりあえず何かやる」と200名が集まってのパーティーを開催しました。

「堺には美術館がなく市民がアートに触れる機会が少ない」という小野さんは、今後、アートギャラリーやカフェ、テナントなどに活用してもらい、みんなが集まって情報交換する「広場」のような場をイメージしておられるようです。

自分たちが面白く

「まちをよくするには住んでいる人が面白くするしかない。熱量のある人たちが『自分たちが楽しくなる』ことをとりあえずやってみる、『面白そう』というインスピレーションが大切」と述べられた小野さんご本人の「熱量」がビシビシと伝わるお話でした。

 参加者からも「いろいろな業種、年齢の人と意見交換できてよかった」「こういう場を続けてほしい」「堺の中での新しい取組みを知れてよかった」などの感想が寄せられています。

5年目の未来づくりサロン

「さかい未来づくりサロン」は、堺市職員労働組合が主催し、スタートから5年目を迎えました。

 住民、民間、行政などの立場を越えて「堺の未来をともにつくっていく」ことを目的に「地域づくり」「仕事」「生き方」をメインテーマに語りあい交流する場です。

 毎回さまざまな分野の専門家や実践者を講師に迎えたセミナーには、多様な業種や立場の方々にご参加いただき、まちの未来を語り合う「プラットフォーム」として定着してきました。また年1回、まちづくり先進事例の視察も行っています。

 次回も若手組合員スタッフが魅力ある企画をご案内しますので、是非お気軽にご参加してください。