堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

堺市職労(堺市職員労働組合)ブログです。

小林よしか議員に「市民による議員辞職勧告」 リコール署名終結

11月14日付

11月7日、黒瀬大解職請求代表者の岩橋氏、山部氏(西区在住)、小林由佳解職請求代表者の一色氏、巽氏(北区在住)は、連名で「リコール署名運動の結果について」を発表しました。(概要を紹介します)

「私たちは、政務活動費の不正支出を行った小林由佳議員と同議員の秘書だった黒瀬大議員が、市議会の辞職勧告決議に応じずに議員を続けたことに対して、6月17日以来、堺市では初めてのリコール運動に取り組んできました。

 署名運動は、市長の任期満了と国会解散によって中断・再開を繰り返しましたが、10月28日に終了しました。なお、黒瀬議員については、8月9日に議員辞職願が提出されたため、同日でリコール運動は終了しています。

 署名者の数は、西区の黒瀬大議員7667人、北区の小林由佳議員14122人で、残念ながら法定数に達する署名を収集することはできませんでした。

 運動を振り返って、有権者の3分の1の署名を要する解職請求制度が、いかに困難なであるかを実感し、生年月日や押印の必要性への疑問の声が聞かれました。市民による直接請求制度の実効性という観点から、制度見直しの必要性を感じました。

 これらの困難性は当初から予測されましたが、あえてリコール運動に取り組んだのは、1300万円近い巨額の政務活動費不正に関係した議員が平然と議員を続けることを許せないという、堺市民の思いを実現するためでした。

 あらためて、炎天下の活動に奔走して下さった受任者の方々、また、署名して下さった多くの皆様に感謝申し上げます。

 ご署名いただいた数は両議員の当選時の得票(黒瀬議員=4772票、小林議員=7233票)の2倍近くになります。また、署名された方の中には、「この議員に投票したのに裏切られた。早く辞めるべきだ」と声をかけられた方が何人もありました。

 私たちは、このように、解職請求運動に対する市民の理解や関心が高まり、広がった結果、黒瀬議員が辞職せざるを得なくなったものと考えています。

 本来、同時に辞職すべきであったにもかかわらず居座り続けている小林由佳議員に対して、リコール署名運動の結果を踏まえ、解職請求署名をされた北区有権者の思いを添えて、『市民による議員辞職勧告』をすることにしました。

 そして、すでに同議員への辞職勧告を行った堺市議会が、決議をまったく無視している小林議員に対して適切な措置を講じられ、政務活動費支出に関する市民の信頼回復に努められることを要望します。」