要求前進に確信持ち
秋季年末闘争に取り組もう(9月28日付)
短期臨時職員の賃金は、大阪府最低賃金の改定にあわせ、9月30日から全職種時給30円が引き上げられます。
当局は、短期臨時職員の基本賃金の改定について通知しました。
改正点
①全ての職種の基本賃金を時給30円引上げ
②全ての職種の基本賃金を1時間単位へ改定
③賃金の切り上げ単位を「1円未満の端数」とし、端数を1円に切り上げる
なお、9月30日(土)に出勤した短期臨時職員がいる職場は、新賃金を反映する事務作業上、10月2日(月)までに、対象職員の氏名、番号、勤務開始~終了時刻(休憩時間も記載)を、総務事務センターまでメールを送ることとなっています。
交渉により前進
短期臨時職員の賃金は、今年度の大阪府最低賃金改定(9月30日~909円)により、一般事務など最低賃金を下回る職種が発生することとなり、賃金の引上げが必要でした。 堺市職労は、これを受け、当事者の短期臨時職員との懇談を重ねながら、9月1日、「短期臨時職員の賃金の引き上げ等を求める要求書」を提出。職場連名要請書(9月27日現在913筆)を集約しながら、9月7日及び14日に交渉を行ってきました。
当局は、当初昨年度と同様に「最低賃金額ベース」(909円)での時給設定(910円)を示唆していました。
これに対し交渉団は、17年2月に取り組んだ「短期臨時職員アンケート」結果を示し、基本要求としてただちに時給1000円以上とすることを求め、「短期臨時職員の果たしている役割を踏まえると、910円では理解できない」と改善を強く迫りました。
この結果、14日の交渉で当局は、今年度の最低賃金額の引上げ額(26円)をベースとして一般事務について920円を回答(時給30円引上げ)。その他の職種も同様に30円を引き上げるとしました。
引き続き改善求めよう
私たちはこの間、堺労連が提起する最低賃金引上げを社会的世論とすべく、最低賃金引上げ署名に取り組むとともに、最低生活費調査に取り組んできました。同時に、短期臨時職員の組合加入を訴えつつ、懇談会を開催し、短期臨時職員の切実な要求を論議してきました。こうした取組みにより、夏季交渉では短期臨時職員の夏季休暇、今回の交渉では時給30円の引上げ回答を得ることができましたが、短期臨時職員が担っている役割に照らすと不十分と言わざるを得ません。引き続き改善を求めましょう。
全ての職員の賃金引上げを前進させよう
間もなく堺市人事委員会勧告が出され、秋の年末一時金・賃金確定闘争へとつながっていきます。今回のたたかいでの成果を確信に、職場からの運動で要求を前進させましょう。