堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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岩手・大槌の風 第2風

第2風(5月15日付)

(前回から)4月から岩手県にある大槌町水道事業所に派遣されている山田です。

 同町の水道事業は堺市と違い、財政的な厳しさから町単独の費用で行う事業は維持管理を行う最低限度で行われ、大半を補助金交付金給付で賄っており、その補助率は最高で実に89・3%。補助要件を満たさないことが多い、堺市出身としては最初から感覚の違いに戸惑いました。

 その分、補助金を支出する国(水道事業の場合、厚生労働省)の窓口になる県庁にしばしば赴かなければならず、私も4月だけで2度行きました。

 突然ですがみなさん、堺東から兵庫県の姫路、滋賀県の安土まで車で、ひたすら一般道で行った経験はありますか?まず「そんな遠いところ高速で行く」となりますよね?大槌町役場から岩手県庁までの距離がそれとほぼ同じ程度、112キロあります。

 県内に高速道路はありますが、そのICまで行くと遠回りで逆に時間がかかるため、一般道が最速コースになります。堺東⇔大阪府庁の17キロでも高速道路を使ってしまうことを考えれば、全く感覚が違いますよね。

 さらに、信号がほとんどありません。同町役場から県庁に向かう最短ルートで最初に信号のある交差点は出発地から約105キロ。

 そこまでほぼ渋滞なく進めるからこそ成り立つ出張コースです。

 ちなみに県庁に出張した際の昼食は「盛岡3大麺」と呼ばれる、わんこそば、冷麺、じゃじゃ麺のいずれかをおススメされます。私も美味しくいただきました。もし岩手県に立ち寄る機会があれば、ぜひ召し上がってみて下さい。(続く)