堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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係長級昇任1次試験の結果が本人に通知

受験率上昇も合格率低水準(11月17日付)

平成28年度係長級昇任1次試験の結果が先月受験者本人に通知され、現在順次第2次試験(面接)が行われています 

受験率は全般的に上昇

 今年度の1次試験の受験率は第1類(今年度末年齢30~33歳)71・2%(昨年度65・7%)、第2類(同34~44歳又は45歳以上で経験者枠採用3年以内)54・5%(同51・4%)、男性74・7%(同71・7%)、女性44・9%(同39・1%)、全体60・8%(同56・7%)でした。職種別に見ても一般事務54・1%(同50・4%)、その他67・9%(同64・2%)と全般的に受験率が上昇しました。全体の受験率が60%を超えたのは19年度以来9年ぶりで、とりわけ女性職員の上昇が顕著でした。女性職員の能力と昇任意欲を高める人事制度や職場環境づくりの方策を検討する、「女性登用プロジェクトチーム」が発足し、活動していることが効果を表しているという意見がある一方で「上司や先輩から受験するよう勧められた」「昇任しなければ給与に将来展望が持てない」など、複合的な理由が原因であると考えられます。

合格率は低水準のまま

一方で合格率は第1類10・6%(同10・4%)、第2類18・0%(同18・1%)、男性14・6%(同15・1%)、女性15・0%(同14・2%)でした。類別についてほぼ変動がなく、性別ではわずかながら女性が男性を上回りました。直近6年では男女の合格率が交互に上回っています。職種別では一般事務16・6%(同16・4%)、その他13・1%(同13・3%)と昨年並みでした。この5年間、全体の合格率は14%台が続いていますが、15~21年度までは7年連続で合格率が20%を超えていたことを鑑みれば低水準が続いています。

 組合執行部は「通常の努力で合格できる制度」「3回ルールの廃止」を求めています。例年試験前になると勉強に多くの時間が割かれること、1度合格しても3回2次試験が不合格ならまた1次からやり直しになること、最多で30歳から44歳まで15回受験することなどから極めて厳しい制度と言わざるをえません。制度の改善を引き続き当局に求めます。