3・11岩手
自治体職員の証言と記録
(4月7日付)
突如襲った地震と大津波によって街が壊滅的な被害に遭うなかで何を思い行動したのかなど、岩手の自治体職員や他県から派遣された職員など48人の手記が綴られています。自ら被災し、家族の安否もわからず、不安や悲しみのなかで必死に被災住民のために奮闘する自治体職員の姿が胸を打ちます。
この本は当時の被害状況を記録に残すだけでなく、自治体職員として誇りをもって住民に寄り添い、支え合いながら困難を乗り越える姿が描かれており、読者に勇気や元気をくれます。4月から、堺市で仕事をする新規採用者のみなさんにもおすすめです。(2千円+税 大月書店)