堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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連載・阪神淡路大震災から20年⑧

「力になりたい」の思いを受け、緊急カンパ、支援行動に職員一丸で行動へ!

(1月26日付)

 あの阪神淡路大震災を目のあたりにした私たち職員の共通の思いは、自治体労働者として「何かしたい。力になりたい」ということでした。

 早速、「救援活動への全面協力」と総務局長・市職労委員長連名で「緊急支援カンパ」を呼び掛けようと申し入れました。それに応えてくれた職場からのかつてない額のカンパが組合事務所へ続々と寄せられました。まさに、堺市職員みんなの熱い思いでした。

 同時に、私は青年部の2人と一緒に、震災翌日と翌々日、川西市職労、西宮市職労、そして神戸市職労へと向かいました。取りあえず少しでも足しになればとリュックに大阪市内で持てるだけ一杯の食料を買い込みました。

 交通機関が寸断されていたためかなり歩きました。道中、壊滅的な被害を受けたまちの中で水や食料を分け合い励まし合う人々と、救援活動に懸命に頑張る自治体労働者の姿がありました。

 机や棚がひっくり返っていた西宮市職労組合事務所では「委員長、書記長、専従者も全員が救援対策本部で頑張っている。私も、今朝3人の方を生き埋め現場から救い出してきた。朝から何も口にしていない。みんな自分の家族のことを心配しながらも、必死に救援活動に頑張っている。しかし疲れが心配だ。長期化するだろうし、職員は持たない。人的支援を」という切なる声に、私たちは支援の約束をして激励しました。