10・8集会inエルおおさか
『大阪怒りの陣』に800人
(10月15日付)
「日本を戦争する国にするな!」、「維新の大阪こわしは許せない!」、この声をさらに大きくしようと「安倍さん橋下さんもうゴメン!10・8集会」が8日、エルおおさか大ホールで開かれ800人が参加しました。
2時間の集会は、動画「安倍首相、橋下市長と維新の仕業」「大阪・全国のたたかい」の2部作の上映、28団体のリレートーク、高校生の発言、青年たちのコール、落語家笑福亭竹林さんの話など、たたかいと連帯が満載。
リレートーク「生活・文化編」では、住吉市民病院や地域福祉、赤バス、児童文学館、中之島図書館、高校つぶしなど9人が発言。港区の西原利子さんは「赤バスが廃止され、医者にも行けない人が増えた」と訴え。「都構想・政策編」では地下鉄民営化、大学統合など11人が発言。カジノ誘致に反対するネットワークはコントで登場。無認可保育所ラッコランド京橋園での乳児死亡事故で裁判中の原告・棚橋恵美さんは安心して預けられる保育所にしたいと「控訴を決意しました」と表明。
朝鮮高級学校無償化を求める会の長崎由美子さんは「民族差別する松井知事、橋下市長こそヘイトスピーカーだ」と告発。年金者組合の村崎秀子さんは「老人は死んでください国のため」の川柳を紹介しながら、年金切り下げ、高齢者いじめは将来の孫子の未来をも奪うものと、20万人請願署名にとりくむと意気高く発言しました。
「職場支配・安倍との闘い編」では原発、JAL解雇、入れ墨裁判、思想調査裁判など7人が発言しました。組合事務所裁判で完全勝利判決を勝ち取った原告の川本正一さんは、橋下市長が控訴し市民の税金を使って不当行為を継続しようとしていると告発しました。 コメンテーターの中山徹さん(奈良女子大学教授)は、「安倍さん、橋下さんらの弱点は、事実が明らかになると負けるということ。苦しみ虐げられている人が増えていくこと。諦めずたたかいに立ち上がることが大事。台風や地震は止めることはできないが、彼らの攻撃は来年のいっせい地方選挙で、府民のたたかいでくい止めることができる」と呼びかけました。
最後に、実行委員会を代表して梅田章二さん(弁護士)が「ノーベル平和賞に憲法9条がノミネートされたが、いま貰うのは恥ずかしい。集団的自衛権をなくして我々の手で9条を守ってからもらおうではないか」とあいさつし、会場を沸かせました。
集会の最後は「明日にかける橋」の音楽をバックに、大阪で、全国で立ち上がる住民の運動が映像で紹介され、攻撃は激しいけれど、原発や集団的自衛権、沖縄基地問題などで、共同の運動が大きく広がっていることが伝わり感動をよびました。
実行委員会へのアンケートでも「こんなに多くの課題で、それぞれの分野で運動されていることに驚いた。これ以外のところでも運動を進めている人たちがいると思う。そういう力が社会を変えていくのだと実感した」という声が寄せられました。