今こそ必要
短期臨時職員の賃金改善
(9月25日付)
8月27日に開催された大阪地方最低賃金審議会第309回総会では、最低賃金についての異議申出の審議を行い、10月5日より19円引き上げて838円とすることが決定しました。
この引上げをもとに、堺市で働く短期臨時職員についても改善を求めていきます。
この結果、堺市でも技能労務の短期臨時職員が最低賃金を下回る状況となり、この点をただちに改善したうえで、一般事務(860円)の時給改善等が必要です。
賃金改善要求の経過
短期臨時職員の賃金は、保健師・助産師・看護師・薬剤師の4職種について、堺市に隣接する近隣8市に比べて賃金が低くなっており、確保が難しい現状があるとして、当局は近隣市賃金水準と均衡するように今年度から引上げを行いました。
今年の夏季一時金等交渉では、改善を要求し、「短期臨時職員の賃金については、今年度の最低賃金等の動向に留意し、検討してまいりたい」との回答を引き出しています。
今こそ賃金改善を
短期臨時職員の組合員から「近隣では、夏季休暇保障や一時金支給されている市もある。堺市ではできないのですか」という声や、職場から「専門職の正規職員採用はおろか、短期臨時職員も欠員。そのうえ、確保の責任が原課にある。なんとかしてほしい」との声もあります。
要員管理方針で人員削減が進められるもと、短期臨時職員は今年度906人が任用されており、これらの方々が職場で担っている現状にふさわしい賃金改善を求めます。