組合員・職場の声をぶつけ、改善求めよう
(5月10日付)
8日、第8回の拡大中央委員会を開催し、42名の中央委員が参加。闘争方針案、要求書案等について、再提案・討論の後、拍手で承認しました。引き続き、具体の取組をすすめていきますので、みなさんのご協力をお願いします。
使い捨ては許せない
開会に先立ち、JMIUダイキン工業支部の青山委員長から、公演の案内と、たたかいの報告・訴えを受けました。業務用空調機器世界一のダイキン工業は、偽装請負・違法派遣を続け、労働局の是正指導を受けてからは、有期の直接雇用に切り替えたものの、期間が満了すると、203名もの労働者を雇い止めし、新たに240名を雇い入れ、労働者を使い捨てました。このダイキンに、労働組合を結成し、立ち向かったドラマです。青山委員長は「劇を通して有期労働契約への問い掛けを聞いてもらいたい。自分たち4人だけの問題ではなく、普通に働けば、普通の生活ができる、そのことがかかったたたかいです」と、意義を強調し、引き続きの支援を訴えました。
労働組合の機能を発揮し、組合への加入を
議長に、社会福祉支部の八木中央委員を選出。丹野委員長は、「安倍政権のもとで、株価の上昇などが出ているが、世界一、企業が活動しやすい国にしようと、その仕組みがつくられようとしている。一つが、『限定正社員』。長い目で見た、実体経済活性化のための政策を求めていく必要がある。この流れのもとで、退職金の削減、人事評価の一時金への反映で、既に交渉モードに入っている。生の組合員の声、職場の状況を吸い上げて、ダイレクトに交渉に反映し、賃金・労働条件の改善を当局に求めていく、労働組合の重要な機能を果たしていきたい。
堺の市政をめぐって、今秋には、堺市を廃止・解体し、財源の3分の1を吸い上げる大阪都構想の流れに乗っていくのかどうかが問われてくる。私たちは、このことを市民に知らせ、良識ある判断を仰ぐ運動が重要。このスピードを加速させる必要がある。全市民的に議論を広げる、中心的な役割が求められている。
職場の要求前進と堺市の将来にとって死活的な地域の課題に同時に取り組みながら、組合への加入を全力をあげて取り組みたい」と、あいさつしました。
提案後の発言要旨
【水道・植本中央委員】
退職金削減と人事評価結果の一時金反映で、今交渉で妥結に達するのか、安易に妥結できる問題ではない。主査選考制度でも、一番被害を受けるのは若年層。庁内世論を広げ、安易な当局の考え方をただし、残余の課題を解決するまでは引かないという毅然とした態度を示してもらいたいし、我々もそうしていきたい。同時に、当局との交渉では解決しない、非正規の問題について、学習と行動を提起してもらいたい。
荻野書記長は、今後の職場での取組を紹介し、中と外のたたかいを同時に追求したいと答えました。