堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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第58回日本母親大会が開催される

女性の願いを出発点に話し合い、連帯しよう

(8月30日付)

 8月25日、26日、第58回日本母親大会が新潟市で開催され、のべ1万3200人が参加。堺市職労からも女性部から2名が参加しました。

 会場には「私の願い」を書き込んだ米粒形のシール2万枚を貼ったタペストリーも。子ども、平和、くらしを守るきずなを確かめ合い、人を大切にする社会を築こうという熱気に包まれました。

 代表委員の木村康子さんが開会宣言。主催者を代表して、同代表委員の柴田真佐子さんが、「母親大会58年の歩みを確信に、女性たちの切実な願いをかかげ、この激動の情勢にしっかりむきあい連帯を強めましょう」とあいさつしました。

 ジャーナリストの斎藤貴男さんが「格差と貧困のない社会をー3・11以後・・・私たちはどう生きるのか」と題して記念講演しました。

 大企業のための震災復興や、消費税増税、教育の序列化など、格差と貧困を拡大させるアメリカや財界主導の政治の害悪を批判。すべての人が幸せになる社会をめざそうと呼びかけました。

 各地の代表が原発ゼロ、震災復興、環太平洋連携協定(TPP)反対、平和、教育など各運動を報告。横断幕やのぼりを掲げながら思いの竹を訴えるたびに、会場は盛大な拍手に包まれました。

 柏崎刈羽原発柏崎市)があり、福島県からの避難者を大勢受け入れている新潟県ということもあり、原発放射能に関する分科会は特に注目が集まりました。

 「原発放射能汚染から子どもを守ろう」には400人以上が参加。助言者の菅谷昭氏(長野県松本市長・医師)が、チェルノブイリ原発事故後の医療支援活動に参加した経験をもとに、▽除染作業の困難さ▽外部被ばくと内部被ばくの長期的な影響▽防護の自己管理などについて話しました。