1月21日付 子どもの学習の基盤は読書 専任・正規の司書が必要
第23回学校図書館・公共図書館の充実を求めるつどいが、1月12日ビジョンセンター田町(東京)で開催され、会場に34人、zoomで80人以上が参加。
「100均グッズ活用したりして入りやすくする工夫」など報告や討論で深い学習交流の場となりました。
鎌田和弘教授(帝京大学教育学部)が、「AI時代の教育・図書館の活用」を記念講演。
鎌田氏は、「これからの学校教育を決めていくのが『中教審答申』だが、大きくいって『デジタル教育を強化すれば万能』が基調になっていることが懸念される。今後学校教育で中心になっていく『探究的な学習』は、①課題設定、②情報収集、③整理分析、④まとめ・表現の連続・積み重ねだ」と指摘。
「学校のなかで、学校図書館には、読書、学習、情報の3つのセンター機能が求められる。調べ学習、新聞を活用した学習、各教科での様々な授業で活用と連携していく役割がある」。
鎌田氏は「デジタル時代の読書の意義は、『本を読むことは一見効率が悪い』『本にはいらない情報(ノイズ)が含まれている』。でも、著者の哲学や物事の背景など広く深い知識が身につく。学習の基盤はやはり読書といえる」と解明しました。
各地の実践交流のなかで、「公立図書館を廃止して、学校図書館を市民に開放する施策がすすめられている」との発言がありました。
これに対し、参加者から、「学校図書館は子どもの読書・教育活動のための選書がされており、幼児や高齢者も利用する公立図書館の機能との両立はあり得ない」との意見が返されました。