2類・女性・一般事務の合格者数が増加
10月25日付
今月上旬、係長級1次試験結果が本人に通知されました。全体の合格率は18・1%、合格者数115人(昨年度14・9%、98人)と昨年度を3・2%、17人上回りました。2010年以来約14年ぶりの高率ですが、これは対象年齢や経験年数が引き下がる前の、対象人数が今年度の6割にも満たなかった時代のことなので、当時より門戸が広がった印象です。受験率は全体66・6%(同67・1%)、男性80・4%(同83・3%)、女性54・4%(同53・0%)で全体にあまり変化はなかったものの、男性が下降、女性が上昇し受験率の差が縮小しました。
合格率を分類別で見ると性別では男性17・2%(同15・3%)、女性19・3%(同14・5%)と女性が5%近く上昇。男女の順位が逆転し、2%以上女性が上回りました。
職種別では一般事務19・8%(同14・4%)、技術16・9%(同15・7%)、専門15・7%(同15・3%)。技術と専門があまり伸びなかった一方で一般事務は5%以上伸び、昨年度3位だったのが逆転しました。
昨年度から今年度にかけて変更となった年齢による区分では若い第1類が13・6%(同12・3%)、年齢が上の第2類が21・2%(同18・6%)でした。単純比較はできませんが、第2類は昨年度より対象人数が200人以上増加し、合格率も2・6%上昇しました。年齢区分別合格者は一昨年度は1類が多く、昨年度はほぼ拮抗していましたが、今年度は2類が約7割と多くを占めました。