10月4日
現在、第2子は1歳3か月。ベビーカーに乗るよりも押す方が好きなので、着せ替え人形メルちゃん用のベビーカーを買いました。
さて、8月23日、第1子と共に参加している、15人ほどの和太鼓サークルで遊び合宿をすることになりました。
きっかけは練習時にキッズ達が「お泊り会をしたい」と話していたこと。コロナ禍を経験したキッズ達が言いだしたことだからぜひ実現したいが一体どうすればとおろおろしていたら、大人たちが場所、下見、費用、安全面、企画内容などを、次々と助言してくださり、一緒に動いてくださったおかげで無事に当日を迎えました。
「社会なんてものは存在しない。いるのは個人としての男女とその家族だけ」
合宿で人狼ゲームを楽しむキッズ達の勢いに押されながら、かつて福祉を削り、民営化や規制緩和など新自由主義政策を進めたサッチャー首相の言葉がふと浮かんできました。 新自由主義のもとでは、政府と国民、企業と消費者のみが存在すれば良く、それらの間に存在する中間団体(PTAや自治会、労働組合、サークルといった集団・団体)など不要だという意味なのでしょう。
しかし、キッズ達の姿を見ていると、人と人が集まってサークルを作り、少しずつ時間と知恵とお金を出し合ったからこそ、きっと思い出に残るであろう合宿ができたんやなと実感するのでした。
おっさん一人だけでは達成できないことがサークルでは可能になるし、やっぱり社会というものは存在するのだとハッとしました。
それから1か月後。地元校区の夏祭りが開催されました。
祭は未就学児、小学生、中高生、大学生など若い衆で賑わっていました。この祭に自治会役員さんが司会、警備、清掃、ゲームなど多くの役割を担い、僕もおでんを来賓などにお出しする接待係として参加しました。大根や卵を皿に盛りながら、僕は自治会という中間団体の役割の大きさを感じていたのでした。