堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

堺市職労(堺市職員労働組合)ブログです。

堺市職労第92回定期大会を開催 職場のエネルギーを引き出し変化を生み出そう

10月3日付

 堺市職労は、9月28日、フェニーチェ堺にて第92回定期大会を開催しました。大会は感染防止対策を講じて開催され、代議員70名の参加(定数87名)で、運動方針等が可決されました。(来賓ごあいさつ、祝電・メッセージ、発言等は特集号で報告します)

 

 大会は、現業支部のM代議員を議長に選出し議事を進行しました。大会の冒頭のあいさつで林田委員長は、「定年延長の取組みのなかで、アンケートや議論を通じて「仕事10割・賃金7割」等の怒りが沸き起こってきた。こうした怒りを、交渉で当局にぶつけ、再任用の賃金にかかわって、「政令市平均まで引き上げること」「一時金の5%加算を実施すること」を引き出した。私自身、制度の矛盾を解消するものではないと考えるが、国並みのゼロの提案から、怒りがプラスの変化を生み出したのは事実であり、労働組合があったからだということを強く訴えたい。
 昨日は、最低賃金の引上げを受けて、会計年度事務補助職員を中心とする賃金の引上げを求める要求書に対しての回答を受けた。一言で言うと、最低限の対応に留まったと言わざるを得ない内容だが、当事者が中心となって実施したアンケートには500人近くが回答した。職場にはエネルギーが溜まっている可能性がある。いかに職場のエネルギーを引き出し、組合員・役員がパワーをつける場と位置付けて取り組んでいくか、試行錯誤しながらチャレンジしたい」と述べました。
 来賓として、大阪自治労連の坂田副執行委員長から挨拶をうけた後、永藤英機・堺市長堺市議会・正副議長の祝辞をはじめ、多数の祝電・メッセージが寄せられたことが報告されました。
 その後、荻野書記長から、21年度一般経過報告、決算報告、会計監査報告の後、22年度運動方針案、予算案、中央委員および各機関選出執行委員が提案されました。
 提案を受け、4名の代議員から発言がありました。
【税務支部・S代議員】
 定年延長問題では、中央委員会や大会で議論して合意して欲しかった。仕事10割、賃金7割問題は一切解決していない。すべての職場交渉に人事部も同席した支部交渉は可能なのか。カスタマーハラスメント問題で当局に対して対策やマニュアル作成を要求すべきだ。
【水道支部・K代議員】
 水道法改正後、水道自治に市民の関心が高まり、各地で講師活動を行っている。組織拡大では職場に新しい人が来たら、今日から仲間だと声をかけている。
【建設合同支部・M代議員】
 月一回の執行委員会では、職場でいま何が困っているか、こんなことがあったなど意見交換している。例えば、欠員が生じた職場について欠員補充を含めてどんな対応がされるのかなど、情報共有を図っている。要望として、感染拡大防止を図りながら、ぜひバスツアーをはじめとした企画について計画していただきたい。
保育所支部・F代議員】
 こども園の現場では、毎年、職員が欠員の上、コロナが輪をかけてのしかかり、予防対策をしていても、子どもたちも私たち職員も感染してしまうことがあり、大変な状態になった。「このままでは倒れるのでは?」「事故が起きるのでは?」と不安の中で仕事をしている。一日も早く人員不足を解消してほしい。
(発言の詳細、文書発言については特集号に掲載します)
 発言に対し、荻野書記長が答弁。その後の採決で、提案された議案が全会一致で可決され、林田委員長の閉会あいさつとサイレント団結ガンバロウで大会を終了しました。