堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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3年ぶり原水爆禁止世界大会広島・長崎

核兵器のない世界を

7月27日付

 原水爆禁止2022年世界大会は、8月4日から9日まで、コロナ対策に万全を期したうえで被爆地の広島・長崎で開かれます。
 世界は、核大国による国連憲章違反の戦争と核兵器使用の重大な危機に直面しています。この現状を打開し、「核兵器のない平和で公正な世界」を切り開く大会となるよう取り組まれています。
 それにふさわしく、核兵器禁止条約第1回締約国会議の議長を務めたオーストリアのアレクサンダー・クメント大使が4日の開会総会に、第2回締約国会議議長国メキシコのメルバ・プリーア駐日大使が9日のナガサキデー集会にリアル参加することが決まりました。
 クメント氏は締約国会議議長として「あらゆる核の威嚇を明確に非難する」との歴史的な「ウィーン宣言」をまとめました。世界大会で、締約国会議の成果と意義について縦横に語ります。
 メルバ・プリーア大使は昨年の世界大会に参加し「核兵器廃絶を支持するすべての国に対し、禁止条約の早期批准と履行を促し続ける」と語っています。
 メキシコは、中南米カリブ海地域で核軍備撤廃の意識を高める主導的役割を果たし、同地域の核兵器を禁止する「トラテロルコ条約」発効につなげました。核抑止論を完全拒否し、核兵器の非人道性を世界に広げ、国連での核兵器禁止条約採択の中心を担いました。
 世界大会実行委員会は、両氏の発言は世界大会全体にとって基調となるものだとして、「締約国会議から核不拡散条約(NPT)再検討会議へ、広島・長崎から『核兵器なくせ』の声をあげよう」と呼びかけています。
 今年の世界大会は3年ぶりに被爆地で開かれ、オンラインを併用して全国と世界を結びます。