堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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当局が「堺市職員ワーク・ライフ・バランス計画」策定

真に職員がやりがい、働きがいを実感できる働き方改革、ワーク・ライフ・バランス実現へ 4月6日付

堺市当局は1日、「堺市職員ワーク・ライフ・バランス計画」の策定を発表しました。この計画は、H29年5月に策定された堺市職員「働き方改革」プラン“SWITCH”とH31年1月に策定された「堺市職員の子育て・女性活躍支援プラン~堺市特定事業主行動計画~」を統合したもので、計画期間はR4年4月1日からR9年3月31日までとされています。

 

目的及び方向性
 計画の目的及び方向性について「高付加価値の市民サービスの提供につなげるため、本計画では(下記に示す)3つの「DX」「ダイバーシティ」「ウェルビーイング」の視点を持ち、目的達成に向け(下記の)『働き方の実現』『多様な人材活躍』『育児等と仕事の両立支援』の3施策を着実に進め、『職員がやりがいと成長を実感できる働き方の実現』と『挑戦する風土の中、職員がパフォーマンスを最大限発揮する組織の実現』をめざす」としています。
働き方の実現
 目的達成に向けた3施策のうち、①生産性向上をめざす柔軟な働き方の実現では、「自分のスタイルにあった働き方」の主な取組としてフレックスタイム制の導入やテレワーク環境の充実、「業務改革DX」の取組としてAI・RPA・クラウドシステム等の活用や文書のデータ化によるペーパレスなどが挙げられています。


多様な人材活用
 ②多様な人材が活躍し達成感が得られる環境整備では、「意識改革・能力開発」の取組として、庁内応援スキルアップ制度(繁忙期の職場に他の職場から応援職員を派遣し、職員の人材育成と全庁的な業務の平準化を図る取組)や若手職員インターン制度などの導入、「女性活躍」の取組として、係長級昇任時期選択制度や男性職員がより育児に取り組める強化策・堺モデル(所属長との面談の場の創出、男性育休の分割取得、フレックスタイムやテレワークの要件緩和などの導入)、「仕事意欲向上」の取組として、スペシャリスト人材の育成や職員の頑張りを評価する機会の拡大などが挙げられています。
育児等と仕事の両立支援
 ③育児・介護・病気等と仕事の両立支援”では、「育児と仕事の両立」の取組として、男性職員がより育児に取り組める強化策・堺モデルやフレックスタイム制、「病気等と仕事の両立」の取組として、不妊治療のための特別休暇やメンタルヘルス相談窓口オンライン化などが挙げられています。


重要指標
 計画には重要指標として、重要目標達成指標(KGI)職員の満足度80点以上、重要業績評価指標(KPI)①時間外勤務総時間数10%削減(R1年度比)、②年間時間外勤務時間数360時間超職員ゼロ、③年次有給休暇取得率80%以上(付与比)や次世代法・女性活躍推進法に関する主な指標として、男性育児休業取得率80%や女性管理職比率30%以上、女性役職者比率40%以上などが挙げられています。


真の働き方改革
 この計画・目標には、フレックスタイム制やテレワーク、休暇制度や時間外勤務など、勤務労働条件に深くかかわる内容も含まれており、実施にむけては労使間での十分な協議が必要です。執行部では、計画の詳細について当局に説明を求めるとともに、真に職員の働き方改革、ワーク・ライフ・バランスの実現につながるよう、皆さんの声を聞きながら取り組んでいきます。