堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

堺市職労(堺市職員労働組合)ブログです。

秋季年末アンケート結果④ 定年延長 賃金水準が最大の課題

12月13日付

60歳以降の働き方は? 全体では「分からない」32・7%が1位。年代別では20代以下から50代まで「分からない」が1位で、60歳以降の自身の環境次第で決めようとしている方が多いようです。2位は「短時間」25・3%、現に60代以上では39%と最多回答で、かつてはこの回答がダントツでしたが現在は分散し、全体3位「フルタイム」22・5%と拮抗してきました。「働くつもりはない」13・9%と最少回答でした。なお年代別では20代以下で23%を筆頭に年代が上がるに連れて回答率が下がっていく傾向でした。若い時点で「60歳以降まで働かなくてもいい」と思っていながら、働かざるをえない現実があるようです。職員別では課長級以上で「フルタイム」46%だったものの、他は2割台。支部別では「働くつもりはない」が水道21%、下水道7%と同じ局で差異が出ました。性別では男性がフルタイムを、女性が短時間を選択する傾向でした。


定年引上げの課題は? 「賃金7割に引下げ」51・1%がダントツ。どの区分でも1位で特に支部別の税務、下水道で6割超。全体に共通した最大の課題となっています。2位「退職金の水準確保」31・2%。各区分で50代、男性、正職員で回答率が高く、支部別では下水道が過半数と高くなりました。3位「定年引上げ者の職務内容」27・5%。年代では40~50代、職位では係長級・補佐級に多く、「引上げ後は低賃金に下がっても現状のような仕事なのか」と不安を抱えていることが伺えます。4位「新規採用者の確保」21・2%。特に事業団、保育所が他より高い傾向でした。5位「技術継承」15・3%も連動性の高い課題です。なお「不安はない」0・9%と圧倒的少数意見でした。