8月16日付
マイナス人勧、長引く緊急事態宣言、「堺市財政危機宣言」—こんな時こそ要求に根ざした職場環境改善、権利の維持や向上が必要です。定期大会に向けた丁寧な論議、代議員の選出をすすめましょう。
8月10日、人事院が国会と内閣に対して2年連続となる国家公務員の一時金削減勧告を行いました。
一時金の年間支給月数が、民間企業を0・13月上回るとして、4・45月のうち0・15月を期末手当から削減するというものです。
実施されれば平均で年額6万2千円の賃下げとなり、生活に大きな打撃を受けることになります。
マイナス人勧を実施させない、堺市にそのま持ち込まさないたたかいが重要です。
7月29日から全国でコロナの新規感染者が1万人を超え、大阪でも1000人を超える日が続いています。
飲食店などを中心に時短や自粛を求めるだけでは限界であり、補償や支援を行って、感染拡大を抑え込んでいく政策が求められています。
堺市では、2月8日に市長が発表した「平成28年度以降、恒常的な収支不足が発生し、それに対応するために基金を取り崩して財政運営を行っています」「本市の財政は新たな行政需要に対応する余力がないだけでなく、基金も近い将来に底をつく見込みです。現在の状況では、感染症や災害などの不測の事態が起こった時に必要な対応や支援を機動的に行うことができません」とする財政危機宣言で、事業の見直しや縮小を基本する方針がのしかかっています。
しっかりと学ぶ、団結することがたたかう勇気を生み出す
市職労では、第91回定期大会のスローガンとして「公正な社会への転換めざし 市民生活を守り、働きがいある職場をつくろう」を掲げています。
たたかいの基調として、①賃金労働条件の改善、②働くルールの確立、③地方自治の発展、④職場を基礎にした組織強化を提起しています。
運動方針は、職場での実践や集団での議論によって、強く豊かなものになっていきます。議案書に基づく、旺盛な議論を呼びかけます。
議案書の配付と併せて、いのちを軽んじる国・自治体の政策を変えさせるため、「医療・介護・保健所の充実
を!実行する政治を!いのちまもる緊急行動inおおさか」に参加し、コロナ禍での実態をもとに、「いのちまもるVОICEシート」に取り組みます。国や府に対してひとこと言いたい、現場の声を届けたい、その気持ちを受け止め、届けていきます。
コロナ禍のもと、集まったり話し合ったり、声を上げることが困難になっています。「出勤抑制で仕事が進まない」「テレワークと組み合わせるから、休暇がほとんどなくなった」など、不満や不安は募っています。
定期大会の延期を、議論する時間や機会を増やすものとして積極的にとらえ、多くの職場から代議員を選出し、要求を持ち寄って大会を成功させましょう。
第91回堺市職員労働組合定期大会
○日時 9月17日(金)18時15分~20時00分
○会場 フェニーチェ堺小ホール
○案件 2020年度経過報告・決算報告
2021年度運動方針案・予算案ほか