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子育てなど日記 その34

7月30日付

  現在子どもは4年生。ある日帰宅すると、「主婦の味方委員会」が結成されていました。この委員会の会員になるとスタンプカードが交付され、一食作ると「1しゅふ」ポイントが貯まります。10しゅふ貯まると委員会(子ども)が卵焼きを焼き、20しゅふ貯まると、カレーを作ってくれる特典付き。何もしない父親とは違い、自分でこんなルールを考え出して、母をサポートしようとする子の姿を見て「どうやってこんな子が育ったんやろう」とおろおろするばかりでした。
 さて、文部科学省は6月8日付で、各地の事例を紹介し、社会や時代の変化に合わせて校則を見直すよう求める通知を出しました。
 「下着の色が指定され、教師にチェックされる」「体操服の下は肌着禁止という謎ルールがある」「ツーブロック禁止」「天然パーマは地毛証明が必要」など、人権侵害ちゃうのという「ブラック校則」が問題になっています。小学校でも「○○小スタンダード」といった膨大なおやくそくが決められている学校も珍しくありません。
 熊本市では、校則を見直す視点として、学校管理規則で「校則は必要かつ合理的な範囲内であること」「校則の制定・改廃に教職員、児童生徒、保護者が参画すること」「校則を公表すること」が決められたそうです。
 ところで自分自身はこうした校則で窮屈な思いをしたことがなかったのですが、実は校則が厳格化されたのは2000年代に入ってからのようです。僕は勝手に、「昔と比べて自由な時代になった」と思い込んでいましたが、校則については、逆の流れになっていたとは知りませんでした。
 「納得いかない決まりを守ることにエネルギーを使うより、決まりが時代に合ってるか考えられるようになることの方が教育的にも大事やな」と、貯まったしゅふスタンプを見ながら思うのでした。