堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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人員体制交渉報告③

長時間労働、ただちに改善を」
「先行接種、市外も含めて実施を」(7月2日付)

 6月24日に開催した人員体制交渉の続報を掲載します。(6月30日付の続き)

 

感染症対策課の長時間勤務】
組合 直近の感染症対策課の時間外勤務時間数はどのような状況か。
当局 本務職員は、4月80~99時間1名、100時間以上14名、5月80~99時間7名、100時間以上4名。
 兼務職員は、4月80~99時間は4名、100時間以上は10名、5月80~99時間4名、100時間以上11名。
組合 長時間勤務の状況が続いているが、対応状況は?
当局 ひっ迫する保健所業務に対応するため、5月1日付で参事1名、その他4名の兼務発令。また、ワクチン接種を円滑に進めるために、5月14日付で局付の理事を1名配置、3名兼務発令し、6月11日付で再任用職員20名の兼務発令、6月17日付で7名兼務発令し、体制強化を図っている。
 今後も体制面で必要があれば是正して長時間労働を防ぐとともに、産業医面談等、今後も職員の体調管理を適切に進めていきたい。
組合 これまでと同じ対応ではもたない。直ちに改善せよ。背景には保健所数と職員数の減少がある。
当局 是正が必要と認識している。


【職員のワクチン接種】
組合 金岡公園体育館でのワクチン接種について、6月23日~27日(その後7月2日まで延長)の期間における先行接種対象職員(窓口職場や市民宅訪問職場)を市内在住者に限定した理由は何か?
当局 基本的に市民を対象としているため、予約状況に空きが生じた際に、市内在住職員の接種を可能とした。
組合 市役所業務は止めることができない。先行接種が終わる6月28日以降も、集団接種会場の予約状況に空きが見込まれる際は、市外居住者も含めて、職員の接種を先行して進めていくべき。
当局 64歳以下の市民の予約が順次進んでいくと見込まれるため、現時点では職員の先行接種は考えていないが、今後の予約、接種状況を注視し、必要に応じて対応したい。
組合 今後、災害対応業務や総選挙関係事務等もあり、検討すべき。


【休暇取得の促進】
組合 SWITCHの目標が通知された。今後、長時間労働の是正や夏季休暇の完全取得、年次有給休暇の取得促進などどう対応するか。
当局 長時間労働の縮減は喫緊の課題。時間外勤務時間数の総時間20%削減に加え、360時間超ゼロを目標に掲げている。またR3年度は、計画達成に向けた新規目標として、総時間数をR元年度比10%以上縮減を追加。
 引き続き、職員の健康を害することのないよう時間外勤務の縮減に取り組む。またサービス残業等を生じさせないよう管理職による労働時間の適正把握を徹底していく。年次有給休暇の取得推進や夏季休暇完全取得に向けて、各部局への周知等に取り組む。
組合 長時間勤務が続く感染症対策課は、夏季休暇や年次有給休暇の取得率が全庁平均取得率より低い状況。
当局 可能な限り休暇取得できるよう周知等取り組んでいく。
 特に夏季休暇は、人事部で取得状況を調べ所属長に伝える等、所属と一緒に完全取得に向け取り組んでいく。
 最後に、山道委員長が「有事だからといって職員の健康を害してはいけない、という立場で対応を」と求めて交渉を区切りました。