8月3日付
現在、子どもは3年生。図書館が開館すると足しげく通い、とうとう「かいけつゾロリ」シリーズもあと1巻を残して全て読んでしまいました。
さて、コロナによって、テレビを見て過ごすことが多くなりました。
日曜日の夜、今年は大河ドラマを見ていましたが、コロナで中断。子どもはそれに代わり「世界の果てまでイッテQ」を見るようになりました。コロナ禍のもとでも日本の果てまで、芸人がイルカに乗ったり、冒険したり、手品に挑戦する姿に前向きな気持ちになり、気が付くと子どもよりも僕のほうが熱心に見ているのでした。
外出できない今、子どもに「遊ぼう」と言われておろおろするばかりの僕と違って、エンターテイメントの力は本当に大きいなと実感します。
それにしても、イベントの中止や縮小が続き、文化芸術・エンタメ業界の苦境が続いています。 5月末までのイベント中止で3300億円の入場料収入が消えたそうです。公演が中止となり、数千万円の赤字を抱えているという話も珍しくありません。
そうした中、心ある方々が演劇やライブハウス・クラブ、ミニシアターを救えと声を上げ「We Need Culture」プロジェクトを立ち上げたそうです。
我が家でも、観に行ったことのある劇団の厳しい状況を聞くにつけ、妻はオンラインライブに参加したり、クラウドファンディングを検索したり、支援について模索しているようでした。
その一方、文化エンタメについて、2次補正で560億円が計上されたそうですが公的支援が限られていると感じます。感染拡大が続くもと、アベノマスク8千万枚を追加配布するとか、「コロナ禍でもGoTo」、収束に向けた政府の本気度が問われる言動を見るにつけ、文化エンタメを担う人々の気持ちが折れてしまわないか心配です。
子どもが大好きなイモトアヤコ氏が冒険するイッテQを見ながら、僕も単なる視聴者から、文化を支援する側にならなあかんなと思うのでした。